モコナがタチコマを作ったら

メインはホリックとツバサ。その他CLAMP作品・攻殻機動隊などなどアニメや漫画の事をつれづれなるままに。ネタバレ発言も多々、お気をつけを。

スポンサードリンク

『攻殻機動隊ARISE -GHOST IN THE SHELL-』が半分まで公開されて

2013.12.01 (Sun)
公開前、かなりの期待度で見守っていた『攻殻機動隊ARISE』ですが、「border:2」が公開されて、もう半分(全4部作)までお話が進んだことになります。
「border:1」公開後、感想や論評を控えていたのですが、半分までいったところでこれまでに感じたことを書いておこうと思います。

まず前提として、これまでに公開されたシリーズ中での『ARISE』の立ち位置です。
見る前は押井守版の流れを踏襲するものだと思っていましたが、どうやらそういうわけでもなく、独立したものと考えたほうがいいのかもしれません。


神山監督のS.A.C.シリーズとはかなり設定が違っています。
これは、神山監督の他作品との設定リンクが排除されているので、当然のことではあると思います。
一番大きな違いは、草薙素子が0歳児の全身義体であり、元の肉体をもたない存在とされている点です。
神山版では、『東のエデン』とのリンクもあって、6歳までは義体化されていません。素子は『東のエデン』における「11発目のミサイル事件」で撃墜された旅客機の二人の生き残りの一人で、その時に義体化したことになっています。(当然もう一人の生き残りであるクゼは存在しえません。)

なんか、スッキリしない部分が多く残っている状況で、あまり感想らしいことも言えない状況です。

引っかかった部分をいくつか挙げてみると。

「border:1」で素子の階級は「三佐」から「少佐」に昇進するのですが、階級制度がよくわからないですね。イメージでは「三佐=少佐」だと思えるのですが・・・。設定資料でも読めばわかるのでしょうか?

あくまで個人的感想ですが、キャラクターが日本人ではなく全員中国人に見えてしまうことに非常に違和感を感じます。中国市場に媚びたのかと思ってしまうくらいです。(あるいは欧米でのアジア人イメージに擦り寄った?)

『ARISE』の思考戦車「ロジコマ」は面白いと思いますね。タチコマのように並列化されない、ある意味スタンドアローンな個性が出ている感じです。生意気で自由奔放。こんなのがあっても良いと思います。

ここまでの『ARISE』の評価ですが・・・。
もし、これが攻殻機動隊の最初に公開された作品であったなら、おそらく続編や他のシリーズは製作されなかっただろうと思います。
単独の作品としてみた場合、あまり魅力的とはいえない作品で、これまでの「攻殻機動隊シリーズ」に乗っかった上でしか存在意義を感じないもので終わってしまいそうですね。
冲方丁脚本ということで、期待していたのですが、ここまでのところあまり個性が出ているとは言えないような気もします。
4部作全体でどういうまとめ方をしてくるかで、この作品の評価は決まりそうですね。

これはまずムリな願望ですが、出来ることなら、神山版『ARISE』が是非見てみたいものです。



「border:1」に出てきた、妊娠中の素子の母親が自動車事故に遭った場面で、母親がS.A.C.の素子に似ていたのは、多分意識してのことでしょうね。




電子書籍
関連記事