モコナがタチコマを作ったら

メインはホリックとツバサ。その他CLAMP作品・攻殻機動隊などなどアニメや漫画の事をつれづれなるままに。ネタバレ発言も多々、お気をつけを。

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xxxHOLiC・戻<レイ> 連載第55回

2017.02.06 (Mon)
四月一日が、豆を剥いていた百目鬼とモコナのいる縁側に戻ってきた。
「さっきの騒ぎは例の座敷童のそっくりさんか」
百目鬼の問いにモコナも四月一日を見る。
「・・・うちの店に来たあとどうにも眠くて
「急いで家に帰ってうたた寝していたら夢を見たんだと」
「蝶の帯をした美人が自分を殺そうとした」
「蝶の帯・・・」
百目鬼の言葉にモコナも神妙な顔をする。
「猫娘の情報もある
「まずは真偽の程を調べねぇと」
「そっくりさんはどうしたんだ」
「今、奥で眠ってる」
「まだ二回目の他所の家で眠られるってのもなかなかだが」
「おれもそうは思ったんだが
「すごく怖がってて・・・
「そのまま帰すのも心配だから
「少し休んだらと薦めたら」
「寝ちゃったのか」
「ああ」
「じゃあ、静かにしなきゃな
「台所 運んどくぞー」
モコナが、足音を立てないように剥いた豆を頭に乗せて持っていく。
「気が利くじゃねぇか」
「このモコナの気遣いに今日の酒は2ランクくらいアップしても良いんだぞ」
モコナが『ふふふ』と不敵に笑っている。
「・・・・・・」
「・・・・・・」
四月一日と百目鬼は、そんなモコナの冗談に答える余裕は無い。

夕食を食べ終えたモコナが『ぽんぽん』と腹を叩いている。
「はー 食べたー 飲んだー!
「お腹いっぱーい!
「でも、まだ もうちょっと飲み足りないなーっ、みたいな
「な!百目鬼」
「そうだな」
「さんざ喰って飲んだだろう」
「酒は別物なんだよ!
「胃じゃなくて肝臓が頑張るし!」
「おまえ、肝臓あるのかよ」
モコナは四月一日の顔に体を『ぐいぐいっ』押し付けて、
「どっちだと思うー?」
「四次元に繋がってねぇなら在って欲しいぞ」
言いながらモコナを掴んで百目鬼に『ぺいっ』と投げつけると、百目鬼の手に『こちん』と着地。
「百目鬼は肝臓あるのか?」
「とった覚えはねぇな」
仕方なく四月一日が立ち上がる。
「ワインとチーズ 切っただけ それしか出さねぇぞ」
「おう!」「おう」

四月一日が台所に行くのを待ってモコナが百目鬼の耳元で囁く。
「・・・今日こっち泊まるか 百目鬼」
「・・・ああ
「どうなるにせよ いないよりはましだろう」
「ましじゃない
「百目鬼はちゃんと四月一日の力になってるし なる」
「・・・そうか」

廊下を客が寝ている部屋に歩いて行く四月一日。
「あの子・・・
「まだ寝てるのかな?」
部屋の前まで来た四月一日は苦しげなうめき声を聞く。
「・・・・・・う・・・ う、う・・・」
部屋の障子には、蝶の羽を纏った人影が客の首を締めている影が映っている。
『ばん』障子を開け放つ四月一日。
「!」
そこには首を締めていた者の姿は無く、客の苦しげな姿勢だけが残っている。
「ケホッ ゲホッ ケホッ」
苦しげに咳き込む客の姿。
四月一日は部屋の中を慌てて見回すが、やはり他の者の姿は無い。
客の元に四月一日が膝をつく。
「ゆめ・・・
「夢を・・・みてて
「そうしたら、また
「あの女のひとが・・・!」
客はさらに何かを思い出したかの様に四月一日に詰め寄る。
「さっき・・・・
「『ゆうこさん』って・・・
「知ってるひとなんですか・・・!?
「『ゆうこさん』て 誰なんですか!?」


「ホリック 戻」第55回でした。
前半はモコナが主役の様な回でした。
しかし、この『そっくりさん』ちょっと変ですね。四月一日はこの客に侑子の事は話していないはずなんですが、侑子の名前をどこで聞いたのでしょう?



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