モコナがタチコマを作ったら

メインはホリックとツバサ。その他CLAMP作品・攻殻機動隊などなどアニメや漫画の事をつれづれなるままに。ネタバレ発言も多々、お気をつけを。

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xxxHOLiC・戻<レイ> 連載第54回

2016.12.26 (Mon)
夜の縁側に四月一日と百目鬼。
百目鬼は、豆を鞘から剥いている。

「そんなに似てたのか」
「・・・正直
「座敷童と違う所を見つけられなかった
「それに 夢が」
「鳥籠 か」
「確かめたけれど
「おれが雨童女に渡したものと同じだった」
「・・・ひと、だったのか その客」
「・・・ああ
「アヤカシの類も憑かれてないし
「おそらく霊感とかそういうものもない
「普通の女の子だった」
「で 依頼は?」
「不思議な夢をみる理由が知りたいと
「・・・少し時間が欲しいと返答した
「あと また、何か変わった事があったり
「夢をみたら教えて欲しいと」

「座敷童のことは
「あの子の夢だけじゃなく・・・」
四月一日には次元の魔女の事も気にかかっている。
「・・・・・・」

ミセの奥から『てけてーっ』とモコナが走ってくる。
モコナは、頭の上に高そうな酒を掲げている。
「四月一日ー!
「これ隠してたなー!」
「隠してねぇ 置いといたんだ」
「蔵の中の棚に隠してた!
「黒鋼の刀でつっかい棒して!」
「って、どうやってあの棒とったんだ」
「体当たりだ!
「開かないから でーん! と!」
「戸、壊してねぇだろうな」
「てへぺろっ♥」
「・・・壊したんだな
四月一日は立ち上がると。
「罰として 百目鬼のそれ手伝え」
「え~~~~~~」
「酒どころか飯も抜きに・・・」
「やりますとも!」
「出来上がったら台所 持って来いよ」
「おう」「おう!!」
モコナは『しゅばばば』と猛烈な勢いで豆を剥く。

四月一日はミセの奥へと向かいながら、先刻雨童女と話したことを思い出している。
水盤の水に雨童女の姿が写っている。
「座敷童に変わりはないわ
「鳥籠の中に入ってからは
「良くもなっていないけど悪くもなっていない」
「・・・そうですか」
「そっちは?」
「客が来たことと・・・」
つい猫娘が知らせてくれた『次元の魔女』の事を思い浮かべる。
「いえ
「さっきも話したように
「その客が座敷童にそっくりだったくらいで」
「その子がみてる夢
「どう考えても座敷童の今の状況よね」
「おれもそう思います」
「それが、何を表しているのか分からないけれど・・・」
ふいに水盤に写った雨童女の像が乱れる。
そして、再び『すう・・・』と安定した。
「・・・・・・」
「・・・・・・」
「座敷童の気が乱れてるから
「こちらの場も乱れてるのよ
「貴方の力でも長く話すのは難し・・・・・・」
『ざざざ』とノイズが入り像は途切れてしまった。
「・・・・・・!」

「雨童女は座敷童の側から離れられない
「この問題は おれが見極めないと、な」

突然玄関の戸を叩く『どんどん』という音が響いた。
「なんだ」
四月一日が玄関に向かう間も叩き続けている。
「どうぞ」
四月一日が玄関に声を掛けると鍵が外れ戸が開いた。
あの座敷童にそっくりな子が必死の形相で入ってきた。
四月一日に縋り付くと。
「ゆめ!
「夢で・・・も!
「蝶の帯でした!!
「すごく綺麗で髪の長い女のひとが!
「私を!!
「私を殺そうとするんです!!」


「ホリック 戻」第54回でした。
いよいよ侑子の影が強くなって来ました。
侑子本人である筈が無いのですが、もしも侑子と座敷童のどちらかを選ばなければならない状況になった場合、四月一日はどうするのでしょうね。


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