モコナがタチコマを作ったら

メインはホリックとツバサ。その他CLAMP作品・攻殻機動隊などなどアニメや漫画の事をつれづれなるままに。ネタバレ発言も多々、お気をつけを。

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xxxHOLiC・戻<レイ> 連載第50回

2016.05.09 (Mon)
四月一日の言葉に、雨童女は咄嗟に何かを言おうとするが言葉にならない。
「・・・・・・」

四月一日の厳しい眼差しに雨童女は、ため息をつき表情を緩める。
「・・・女郎蜘蛛の言ってた通りね
「本当に可愛くなくなったわ」
「お客様方に鍛えられていますから」
「・・・その鳥籠をいただくわ」
「承知しました」

「対価は」
「見ていただきたいものが もうひとつあります」
四月一日の背後で襖が開くとマルとモロが控えている。部屋に入って来ると、四月一日に小座布団に乗せた一つの箱を手渡す。
「有難う」
役目を終えたマルとモロは『ぱたぱたぱた』と部屋から出て行った。
箱を見ていた雨童女が呟く。
「・・・水音?」
「さすが」
四月一日が箱を畳に置き、蓋を取ると『とぷん』と音がした。
中には龍のようなものが閉じ込められた琥珀が入ってる。
「やはり これが何か知ってるんですね」
「なぜそう思ったの」
四月一日が雨童女に箱を手渡す。
「この琥珀の中は水で満たされている
「どこへ行きたくて店に来たのか分からなかったんですが
「そのうち水に関する事がおきて
「その為に使われるのかと思ったけれど
「・・・違いました」
四月一日は、御嶽に流れ込んだ水の中で祈っていたサクラ達を思う。
「水と言っても色々あるわ」
「ええ 色々
「でも これからは雨の匂いがしたんです」
「そうよ
「その中にあるものは雨水」
「それも 特別な、ですよね」
「・・・・・・」
「どう特別なのか教えていただけませんか」
「何故知ってると思うの」
「この中に入っているのは雨
「なら 貴方が知らない筈はないかと」
「・・・それが対価?」
「はい」
「・・・商売上手にもなったわね 店主代理」
「お客様に鍛えられてますので」


その夜、縁側でいつものように百目鬼と酒を飲む四月一日。
「で?」
「竜の卵だと」
「!」
「正確には『竜の使いの卵』だな
「雨を司る竜の眷属が中に居る」
「ほう」
「どの伝手で手に入れたか知らねぇが
「おまえん所の教授
「偶にとんでもないモン持ってくるな」
「で どうすればいい」


「ホリック 戻」第50回でした。
とりあえず座敷童の延命措置を確保して、同時に琥珀の龍に関しても手がかりを得た四月一日でした。
せっかくの50回目なんですから、もっとガッツリ増ページしてくれても良いのに、とも思います。
まぁ、普通に毎週掲載していれば1年ちょっとなんですけどね。

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