モコナがタチコマを作ったら

メインはホリックとツバサ。その他CLAMP作品・攻殻機動隊などなどアニメや漫画の事をつれづれなるままに。ネタバレ発言も多々、お気をつけを。

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ツバサ-WoRLD CHRoNiCLE- ニライカナイ編 Chapitre.19-1 最終回前半

2016.03.19 (Sat)
ニライカナイで小狼達が借りている家。
そのベッドで小狼が目覚めようとしている。
ベッドの上には、モコナも小狼に添い寝するように寝ている。
「・・・おはよ お寝坊さん」
ベッドに腰掛けたファイが、目を開けた小狼に声をかけ額に手をあてる。
「・・・・・・」
「モコナずっと頑張って起きてたんだけど
「さすがに さっき眠っちゃったんだよ」
部屋と縁側の境にある柱にもたれて黒鋼が座っている。
「これ以上起きなかったら拳骨食らわせるところだったぜ」
二人の声を聞いて小狼が呟く。
「良かった・・・」
「うん?」

小狼の声が聞こえたのか、隣で眠っていたモコナがもぞもぞと動き始める。
「ん・・・ んん~」
もぞもぞしていたモコナが、いきなり『がばっ』と体を起こして叫ぶ。
「小狼・・・!」
いきなり飛び起きたモコナが見たのは、目を開けて微笑んでいる小狼。
喜び勇んでモコナが小狼に飛びつく。
「小狼! 小狼!!」
三人の顔を見た小狼が言葉にする。
「・・・良かった 居てくれて・・・」
「それはオレ達も同じだよ」
ファイも三人の気持ちを言葉にする。

その時、キラキラと光を纏った花びらが舞い落ちてきた。
「!?」
庭先に二頭の獅子のような精霊が降りてきた。
それを見てモコナが声を上げる。
「姫神様のところの子だ!」
「小狼君が起きた途端お迎えかー」
「・・・・・・」
庭に舞い降りた二頭を見て、ファイが呆れたように笑い、黒鋼は不機嫌そうに黙って睨んでいる。
「どうする?」
ファイがベッドの小狼に尋ね、黒鋼も小狼に判断を委ねるように見つめている。
「行く
「聞きたいことも
「話したいこともある
「・・・渡したいものも」

二頭の獅子に跨って空を飛んでいる小狼達。
黒鋼と同乗している小狼が、黒鋼の腕に巻かれた包帯に目をやる。
「その怪我・・・
「おれが御嶽の中にいた間のものか」
「・・・・・・」
黒鋼が答えないでいると、ファイが説明を始める。
「といえば そうなんだけど
「殆どは 水に流された時
「あちこち ぶつけて出来たものだねぇ」

水に流された時、初め黒鋼は流れてくる物にぶつかりながらも水流に逆らっていた。
だが、ファイとモコナが流されるのを見て。
「くそ!」
左腕でファイの体を抱え込み、モコナを左手で鷲掴みにした。
その時、御嶽から押し流されてきた小狼が落ちてくるのを見ると、右腕で小狼を抱きかかえた。
そのまま、両手が塞がった状態で、『ガッ』『でっ!』『ゴッ』『うお!』『ドゴ』『だーっ』とあちこちにぶつかり、叫びながら水に流された。

「気がついたら浜辺にみんなで仲良く打ち上がってたんだー
「あのあたりかなぁ」
地上の浜をファイが指差す。
「黒鋼にぎゅうぎゅうされて苦しかったの」
モコナが鷲掴みにされた不満を訴える。
「放り出してやりゃよかったな」
「うそ うそ 黒鋼 ありがとー♥」
モコナが黒鋼に投げキッスを連投し、黒鋼が右手で撃ち落とす。

これまでの顛末を聞いた小狼は思う。
「表のニライカナイにか」
ファイが続きを話す。
「右近さんと左近さんがすぐ来てくれて
「手当てして
「オレ達が借りてるあの家に運んでくれたんだー」
「ずっと覗き見してたんだ 場所くらいすぐわかるだろ」
黒鋼は、面白くない様子で『ふん』と鼻を鳴らす。


最終回 Chapitre.19「有難う」の一回目でした。今回は三回に分けることになると思います。
続きは後ほど。


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