モコナがタチコマを作ったら

メインはホリックとツバサ。その他CLAMP作品・攻殻機動隊などなどアニメや漫画の事をつれづれなるままに。ネタバレ発言も多々、お気をつけを。

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xxxHOLiC・戻<レイ> 連載第46回

2015.11.10 (Tue)
盆に茶碗を乗せて廊下を歩く四月一日。
角を曲がった向こうの縁側には百目鬼が座っている。

四月一日が突然盆を落とし、『がしゃん』と音を立てる。
「!」
その音に視線を向ける百目鬼。

胸を抑え苦しげに膝をつく四月一日。
「なんだ・・・ 胸が」
ぼんやりとする視界の向こうに二人の小狼の姿が視えてくる。
「小狼!?」

「・・・どちらも小狼、だ でも何故・・・」

廊下の角から百目鬼が覗き込むように声をかける。
「大丈夫か」
「おれは でも、小狼が・・・」

モコナが何かを叫びながら廊下を走ってくる。
「四月一日!
 今、モコナが!
 すごくすごく悲しくて辛い気持ちになった!
 すごくすごく心配してる!
 あの時と同じくらい!」
あの時とは、四月一日と二人の小狼が、飛王に次元の狭間に閉じ込められ、写身の小狼が消えた時。

四月一日には、二人の小狼が向かい合っているのが視えている。
『何故 どちらの小狼もいるんだ・・・
 過去を見ているのか
 違う
 これは過ぎ去った刻じゃない・・・』
四月一日に どくん と大きな胎動が伝わる。
四月一日の目には、広い洞窟のような所にある大岩の上で向かい合う二人の小狼が視えている。
『どこだ ここは!?』
胎動が強くなるにつれ四月一日の胸が苦しくなっていく。

苦しむ四月一日にモコナが叫ぶ。
「四月一日!」

気が遠くなっていく四月一日の目に小狼の顔が映っている。
「しゃおら・・・」
廊下に崩れ落ちる四月一日。

四月一日が真っ暗中身を起こす。
目の前には侑子が立っていた。
着物姿に蝶の羽を纏い、四月一日に微笑んでいる。
「侑子さん・・・!」
四月一日の呼びかけにも侑子は笑顔のまま表情を変えない。
「・・・夢 ですね これ
 一度弊えた命は戻らない
 ひとは生き返りはしない
 ・・・例え、魂が同じでも
 生まれ変わったとしても
 同じ人生を歩み
 同じ記憶を持つことは
 決してない
 それは、もう
 『そのひと』とは
 『別人』だ

 それでもひとは願ってしまうんです
 もう一度逢いたいと

 あの小狼は偽物なんかじゃなかった
 けれど それなら、尚更
 どうして
 もう一人の小狼は
 あそこにいたのか・・・」


ホリック・戻 連載第46回でした。
ツバサの方と完全にリンクしてきましたね。時々こういう回が無いと時系列的に分からなくなってしまいます。



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