モコナがタチコマを作ったら

メインはホリックとツバサ。その他CLAMP作品・攻殻機動隊などなどアニメや漫画の事をつれづれなるままに。ネタバレ発言も多々、お気をつけを。

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ツバサ-WoRLD CHRoNiCLE- ニライカナイ編 Chapitre.12-1

2015.08.20 (Thu)
小狼達の目の前には全てが光り輝く荘厳な景色が広がっていた。
そして、その中心には巨大な神樹が宙に浮いている。

「ここが 御嶽っていうところなの?」
「これは・・・ 魔力がなんとかとかいうより もっと・・・」
モコナとファイがそれぞれに驚きの声を上げる。
小狼は傷ついた身体を横たえて黒鋼に支えられながら。
「神聖な・・・ 場所だと思う・・・
 潔斎やそれなりの手順を踏まなければ足を踏み入れてはいけないような・・・」
『え?!』と慌てるモコナ。
「何もしないで来ちゃってよかったの!?」
焦るモコナにファイが。
「小狼君は呼ばれたみたいだからね 大丈夫だろう」
「じゃ じゃあモコナ達は・・・」

ざわざわと神樹が蠢きだし、その枝がシュルルと急速に小狼達の元に伸びてきた。
その様子に、身構える黒鋼。
そんな黒鋼をファイが制止する。
「ここで攻撃すると小狼君にどんな影響があるか分からない これ以上怪我はさせられない」
黒鋼は舌打ちをして刀を引く。

モコナは、小狼に近づいていく枝の様子を見て。
「・・・・・・小狼を・・・迎えに来たみたい・・・」
黒鋼達が不安気に見守る中、小狼が伸びてきた神樹の枝に手を伸ばす。
すると小狼の伸ばした腕に神樹の枝がシュルと巻き付いていく。
「モコナの言うとおり・・・おれ・・・に・・・用があるんだと・・・思う・・・」
幾本もの神樹の枝が、優しくすくい取るように小狼の身体を持ち上げていく。

その様子を何も出来ずに見上げる黒鋼達。
その中でひとり、裏の女が立ち上がり声を上げる。
「待って! 私も連れてって!」
立ち上がって訴えかける女の姿を見て、小狼が神樹に語りかける。
「あの子を連れていっても・・・いいか
 残していったら・・・
 仲間には あのこの声は・・・
 聞こえないんだ・・・
 だから・・・」
小狼の願いに応え、神樹の枝が女の体に巻き付き引き上げていく。

「小狼 行っちゃう・・・」
「俺達は」
「連れてってくれないみたいだねぇ」
神樹の幹がパァァァァと輝く。
「小狼!!」
モコナが叫ぶ中、神樹の光の中に小狼と女がスゥと吸い込まれていく。
小狼達は完全に光の向こう側に消えた。
その瞬間。
「!?」
今まで神々しく輝いていた神樹は朽ちた巨木に姿を変え、辺りの景色も、光を失った棘々しいものになる。
「小僧が消えた途端これかよ」
黒鋼の言葉に、ファイが現状を整理しようとする。
「・・・小狼君は裏に来る前
 『滅したもの』の気配がすると言っていた
 姫神は小狼君を『黄泉に触れたもの』だと
 そして御嶽で小狼君と彼女は招かれて
 オレ達は拒まれる
 ここは・・・」


Chapitre.12 「招かれた小狼」の前半でした。
今回は、2回で終わりそうです。
先遣で送られてきた小狼達が現れた所に、2本の地面から突き出た物があるんですけど、なんか形が玖楼国の遺跡に似ている感じなんです。何かに伏線でしょうかね。

後半は、もうちょっと待ってくださいね。


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