モコナがタチコマを作ったら

メインはホリックとツバサ。その他CLAMP作品・攻殻機動隊などなどアニメや漫画の事をつれづれなるままに。ネタバレ発言も多々、お気をつけを。

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ツバサ-WoRLD CHRoNiCLE- ニライカナイ編 Chapitre.7-3

2015.02.22 (Sun)
「どうぞお願いします! 私を連れて行ってください!」
「・・・どこへ?」
「貴方がご存知なんでしょう?」
「いや 本当に分からないんだ」

「どこへ行きたいんだ?」
「そんな・・・」

彼女の言っている事が分からないファイが困り顔で小狼に尋ねる。
「何て言ってるのかなぁ」
「どこか 行きたい所があるらしいんだが 行き先は おれが知っている筈だと」
黒鋼は訳がわからないといったように、
「あぁ?」

「場所の名前とかどのあたりにある とかは・・・」
小狼の問いかけに女は首を横に振るばかり。
「すべては 貴方が導いてくださる と!」
「それは 誰に聞いたんだ?」
「ここのものならみんな知っています!」
「おれも まだ ここで何をすればいいのか 良く分かっていないんだ ただ 強く光っている所を目指してみようかと」
「私も連れて行ってください!」
「しかし・・・ 何が起こるのか分からないし あそこに何があるかも・・・」
「でも! 貴方と離れたら私 いけません!」

唸り声に答えているようにしかみえない黒鋼が、
「何唸ってんだ?」
「一緒に行きたいって・・・」
意外な展開にファイも尋ねる。
「オレ達が目指しているところに?」
「ああ 何があるか分からないと言ったんだが・・・」

小狼の判断に従うことを決めている黒鋼が。
「で どうするんだ」
モコナがぷるぷる震えながら涙目で、
「モコナ大丈夫だよ! 小狼が一緒にいきたいなら 大丈夫!」

「二度言うのが怪しいぜ」
「大事なことだから二回言ったんだもん」
黒鋼のツッコミにバチバチと視線の火花を散らしながら反論するモコナ。
いつものモコナと黒鋼のやりとりを見て小狼が、
「有難う」

「本当に何があるか分からない 危険なこともあるかもしれない」

小狼は相手のことを思い、
「何より・・・ 君にとって見たくない場面を見ることになると思う」
黒鋼やファイそしてモコナも小狼の言っていることの意味を思い表情は冴えない。
そんな中、その女だけは『ぱあっ』っと一気に表情を明るくして、
「大丈夫です どうぞ連れていってください!」

「・・・わかった ・・・遅れないように気をつけてくれ」
「有難うございます!」
そう言うと小狼に駆け寄ってきた。
嬉しそうに小狼に話しかけながら並んで歩いて行く女。
そんな後ろ姿を黒鋼とファイ、モコナが見ている。

ファイがこの状況に、
「・・・分かってはいるけど・・・ ちょっと心配になるね やっぱり」
モコナは何も言わずカタカタと身を震わせている。
黒鋼は前を歩く小狼と女を見つめて、
「・・・ふん」

黒鋼達の目には魔窟のような『裏』ニライカナイを、小狼と並んで進んで行く血まみれの亡者の姿がみえている。



ここまでで連載7回目終了です。
『裏』ニライカナイって、姫神によると死者の世界なわけで、そこの住人は小狼以外の生者から見れば当然亡者だよね。
逆に、死者からみたら生者は『裏』に来れてない穢れみたいなものなのかも。
で、小狼はというと一度その間まで来て戻った事で特別な存在になったということなんでしょうね。なんだか導師様みたいになってますが。
しかし視点が2つになることで書きにくいわー(^_^;)
まあ、もっと丁寧に書けば分かりやすく書くことも出来るんだけど長くなっちゃうし。

また、来月号までが遠い・・・。


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